DESCRIPTION
「昇り鯉」のシリーズは、鯉は滝を登り切ると龍になるという故事からインスピレーションを受けている。古賀は、本作を通して、完成した龍ではなく、龍になろうとする鯉の奮闘の過程に目を向け、不完全の美を志向する日本人の眼差しを具現化する。その点において、鯉は縁起物であると同時に、わびさびの象徴でもあり、古賀がこれまで築いてきた表現の軸が交差する重要なモチーフとなる。