Archē series “Aurnex” オーネクス
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¥220,000
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Archē
— 記憶の化石、胎動する存在 —
人は、生きていく中で、文化、信仰、価値観といった無数の「記憶」に覆われていく。
気づけば、自分という存在は、そうした記憶の層にかたちづくられている。
作品を通じて、それらを脱ぎ去った先に現れる、
個人の記憶を超えた、人類の奥底に眠る普遍的な原初の記憶を探る。
私が用いる土は、この地上に積もった無数の生命の痕跡であり、
記憶の堆積でもある。
その土に手を添え、無意識と対話しながら、
かすかな断片を掬い上げ、
火によって、その存在をこの世界に固定する。
この一連の行為は、記憶の化石を発掘することであり、
生命としての人を見つめ直し、新たに生きていくことでもある。
Archē(アルケー)とは、ギリシャ語で「始まり」や「根源」を意味する。
しかし、私が探っている“始まり”とは、過去にあった起点だけでなく、
刷り込まれた何かを捨てた先に宿る、存在の始まりでもある。
私たちは、自分の輪郭さえ、自分で選べないまま生きている。
だからこそ、文化や価値が付着する前の、
生命そのものを考えることに意味があるではないか。
この作品は、記憶の化石であり、胎動する存在。
見る者それぞれの中に眠る記憶に触れ、
自分が何者であるかを問い直す、きっかけの装置。
<名前の由来>
“aura(気配)”+“nexus(繋がり)”。記憶や気配を探知・中継する存在。
酒井は、完成した作品画像をAIに読み込ませ、視覚情報をもとにAIが生成した造語を作品タイトルとして採用している。
