装着する器である古賀の代表作・頬鎧盃シリーズの虎形の形状をアップデートした本作。虎の特徴である口を開き威嚇するイメージを具現化し、また虎に人間の要素も組み入れ、人虎形と命名した。武家の教養として発展した日本の総合芸術、茶の湯。酒器は、その…
装着する器である古賀の代表作・頬鎧盃シリーズの虎形の形状をアップデートした本作。虎の特徴である口を開き威嚇するイメージを具現化し、また虎に人間の要素も組み入れ、人虎形と命名した。
武家の教養として発展した日本の総合芸術、茶の湯。酒器は、その系譜を汲んだ懐石の器として発展した。茶の湯と戦国武将と工芸のそれぞれの歴史を加味し、アートとして表現した作品である。
古賀は現代を下克上の時代だと捉える。先の見えない現代でも、時代を切り開く意思と覚悟があれば、出自に関係なく突出できると。戦いを繰り広げた戦国武将の威嚇的な防具である頰鎧をモチーフに、人の生き様、心意気を表現している。この作品は、志高い現代の武将たちに向けてのエールが込められているのだ。
数ある頬鎧盃シリーズの中でも、本作品は伝説の戦国武将代表格である武田信玄をテーマに、「甲斐の虎」という異名からインスピレーションを得た。
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