髙橋賢悟
「生と死と再生」――花鋳込みが紡ぐ、命の循環と自然への祈り
私は、「生と死と再生」、そして「自然への祈り」や「命の循環」を主なテーマに、作品を制作しています。
震災の経験や、日本の自然環境の中で出会ったさまざまな気づき——たとえば、噴火を繰り返しながら大地をかたちづくる火山や、悠久の時を刻む原生林——は、命の儚さと力強さ、そして絶え間ない変化の中にある自然のリズムを私に教えてくれました。
これらの体験は、「生きるとは何か」「命とは何か」という根源的な問いを私に投げかけ、制作の核となっています。
私が独自に開発した「花鋳込み(はないこみ)」という鋳造技法では、実際の生花を焼失させた空間に金属を流し込むことで、一瞬の美しさをもった花が金属として新たな存在へと生まれ変わります。
この技法は、0.1mmという極限の薄さを金属で表現することを可能にし、繊細な儚さと強さが共存するかたちを実現しています。
そこには、生命の終わりと新たな存在への再生、そしてそのプロセスに宿る祈りのような想いが込められています。
私にとってアートとは、作品と静かに向き合うなかで己の深層に潜り、自らが自然という大きな循環の内に在ることを思い直すための時間です。
作品を通して、「自分も自然の一部である」という感覚を呼び覚まし、生と死、そして存在の根源にそっと目を向けるきっかけとなることを願っています。
アートは語らずとも届く祈りであり、ときに人の深層とつながる手段となる——その可能性を信じて、制作を続けています。
B-OWND
震災の経験や、日本の自然環境の中で出会ったさまざまな気づき——たとえば、噴火を繰り返しながら大地をかたちづくる火山や、悠久の時を刻む原生林——は、命の儚さと力強さ、そして絶え間ない変化の中にある自然のリズムを私に教えてくれました。
これらの体験は、「生きるとは何か」「命とは何か」という根源的な問いを私に投げかけ、制作の核となっています。
私が独自に開発した「花鋳込み(はないこみ)」という鋳造技法では、実際の生花を焼失させた空間に金属を流し込むことで、一瞬の美しさをもった花が金属として新たな存在へと生まれ変わります。
この技法は、0.1mmという極限の薄さを金属で表現することを可能にし、繊細な儚さと強さが共存するかたちを実現しています。
そこには、生命の終わりと新たな存在への再生、そしてそのプロセスに宿る祈りのような想いが込められています。
私にとってアートとは、作品と静かに向き合うなかで己の深層に潜り、自らが自然という大きな循環の内に在ることを思い直すための時間です。
作品を通して、「自分も自然の一部である」という感覚を呼び覚まし、生と死、そして存在の根源にそっと目を向けるきっかけとなることを願っています。
アートは語らずとも届く祈りであり、ときに人の深層とつながる手段となる——その可能性を信じて、制作を続けています。
B-OWND
















髙橋賢悟
- 2010年
- 東京藝術大学美術学部工芸科卒業
- 2012年
- 東京藝術大学美術研究科修士課程鋳金研究室修了
- 2022年
- 東京藝術大学美術研究科博士課程鋳金研究室修了
個展
- 2016年
- 「髙橋賢悟 個展」(靖山画廊/東京)
グループ展
- 2022年
- KENGO TAKAHASHI & TOSHIYUKI KAJIOKA(SEIZAN gallery、New York)
アートフェア
- 2025年
- 「アートフェア東京」(名古屋画廊/東京)
- 2022年
- 「アートフェア東京」(靖山画廊/東京)
- 2021年
- 「アートフェア東京」(靖山画廊/東京)
- 2019年
- 「アートフェア東京」(靖山画廊/東京)
- 2018年
- 「アートフェア東京」(靖山画廊/東京)
- 2014年
- 「第19回MOA岡田茂吉賞」「岡田茂吉賞アートフェア」(MOA美術館/熱海)
- 2012年
- 「三越アートフェア」(仙台三越/宮城)
展示会
- 2025年
- 「工芸の深化Ⅲ」(銀座和光/東京)
- 2024年
- 「いもののかたち2024」展(川口アトリア/埼玉)
- 2024年
- 「心象工芸展」(国立工芸館/石川)
- 2024年
- 「知覚の扉」(高島屋/東京日本橋・大阪・名古屋・京都)
- 2023年
- 「跳躍するつくり手たち:人と自然の未来を見つめるアート、デザイン、テクノロジー」 (京都市京セラ美術館/京都)
- 2022年
- 香港サザビーズ コンテンポラリー部門
- 2021年
- 「特別企画 和巧絶佳―令和時代の超工芸」 (みやざきアートセンター/宮崎、アサヒビール大山崎荘美術館/京都)
- 2021年
- 「東京芸術大学博士審査展」 野村美術賞 (同大学美術館/東京)
- 2021年
- 「フロム・ジ・エッジー80年代鹿児島生まれの作家たち」(鹿児島市立美術館/鹿児島)
- 2020年
- New Yorkサザビーズ コンテンポラリー部門
- 2020年
- 「On This Shore」(SEIZAN Gallery/New York)
- 2020年
- 「特別企画 和巧絶佳―令和時代の超工芸」(パナソニック汐留美術館/東京)
- 2019年
- 「脅威の超絶技巧!明治工芸から現代アートへ」(大阪あべのハルカス)
- 2019年
- 「美の予感2019 —∞directions—」 (高島屋/東京日本橋・大阪・名古屋・京都)
- 2019年
- 「丹青会」(ホテルニューオオタニ/東京)
- 2019年
- 「第48回伝統工芸日本金工展」 (明治神宮/東京)
- 2019年
- 「現代工芸の展開2019∞」(金沢市安江金箔工芸館/石川)
- 2019年
- 「鋳金の幻想」(東京藝術大学 陳列館/東京)
- 2018年
- 「ジャポニズムの150年展」(パリ装飾美術館/フランス)
- 2018年
- 「脅威の超絶技巧!明治工芸から現代アートへ」 (岐阜県現代陶芸美術館・山口県立美術館・富山県水墨美術館)
- 2017年
- 「脅威の超絶技巧!明治工芸から現代アートへ」(三井記念美術館/東京)
- 2017年
- 「不思議!驚異!面白い!」(彩鳳堂画廊/東京)
- 2016年
- 「MATERIAL SYMPHYSIS」 (University for the Creative Arts/イギリス)
- 2016年
- 「新技芸 –炎–」(東京藝大陳列館/東京)
- 2016年
- 「銀ノ雫 –序– 尖光」「(靖山画廊/東京)
- 2015年
- 「明日への坩堝展」(福岡アジア美術館/福岡)
- 2015年
- 「三越ジャパンエディション」(銀座三越/東京)
- 2015年
- 「日本の鋳金 いもののかたち展」(埼玉県立近代美術館/埼玉)
- 2015年
- 「クラフトフェアまつもと2015」(あがたの森公園/長野)
- 2014年
- 「中国茶鏡展」(重慶/中国)
- 2013年
- 「日中茶文化交流展」(東京藝大陳列館/東京)(中国清華大学美術学院/中国)
- 2012年
- 「大地の芸術祭越後妻有アートトリンナーレ里山アート動物園2012」(農舞台/新潟)(Anjin/東京)
- 2010年
- 「Konsei 2」(ブラジル)
- 2010年
- 「どうぶつの森」(宇都宮美術館/栃木)
受賞歴
- 2021年
- 「東京芸術大学博士審査展」 野村美術賞 (同大学美術館/東京)
- 2019年
- 淡水翁賞 優秀賞
- 2018年
- 藝大エメラルド賞受賞
- 2017年
- 「第46回伝統工芸日本金工展」 (明治神宮/東京) 新人賞受賞
- 2015年
- 「第8回佐野ルネッサンス鋳金展」(佐野市文化会館/栃木)NHK宇都宮局長賞受賞
- 2013年
- 「第7回佐野ルネッサンス鋳金展」(佐野市文化会館/栃木) 大賞受賞
- 2012年
- 「東京藝術大学修了制作展」メトロ財団優秀賞(同大学美術館/東京)
- 2012年
- 「東京藝術大学修了制作展」メトロ財団優秀賞(同大学美術館/東京)
- 2010年
- 東京藝術大学美術学部工芸科卒業
- 2010年
- 「東京藝術大学卒業展」 台東区奨励賞(東京都美術館/東京)
- 2010年
- 「東京藝術大学卒業展」 台東区奨励賞(東京都美術館/東京)
- 2008年
- 内藤春治賞受賞
コレクション
- 国立工芸館
- 東京芸術大学美術館
- 佐野市
教育歴
- 2025年
- ~現在 長岡造形大学 美術・工芸学科 非常勤講師
- 2022年
- ~現在 川口鋳金工芸研究会 講師
- 2022年
- ~現在 広島市立大学 デザイン工芸学科 金属造形 非常勤講師
- 2019年
- 〜2020年 空間演出デザインコース TA
- 2019年
- 〜2020年 東京工科大学 デザイン学科
- 2015年
- 〜2018年 東京藝術大学美術学部工芸科鋳金研究室 非常勤講師
- 2012年
- 〜2015年 東京藝術大学美術学部工芸科鋳金研究室 教育研究助手
- 2006年
- 〜2012年 学校法人 河合塾美術研究所 新宿校 デザイン・工芸専攻 講師
- 2006年
- 〜2010年 学校法人 河合塾美術研究所 名古屋校 デザイン・工芸専攻 講師
入選、その他
- 2019年
- 2019年(社会活動) 東京駅前常盤橋プロジェクト 三菱地所
- 2018年
- (社会活動)セイコーウオッチ株式会社 「Grand Seiko ブレインストーミング」
- 2010年
- 「南日本美術展」(鹿鳴館/鹿児島)
